不感症

    不感症とは

    性欲があるのに性的快感を得ることができないことを不感症と言います。

    また性欲がない状態を冷感症と呼び、不感症とはまた異なる扱いになります。
    不感症には性的刺激に反応しない症状の他、性行為に嫌悪感を覚えたり、オルガズムを得ることができないなどの症状があり、性行為で充足感を得ることができなくなります。

    不感症の原因

    不感症になる原因は様々ですが、精神的な要因の他、女性ホルモンの影響や病気によるものなどが考えられます。
    軽度なものであれば放置しても問題はないが、不感症が性生活に支障をきたしている場合、病院で検査をする必要があります。

    精神的なことが原因の場合

    不感症の場合、その要因として気持ちの問題が多くを占め、性行為時におけるパートナーとのコミュニケーション不足や相手の身勝手な行為による不安や恐れ、罪悪感などが不感症になる要因として挙げられます。

    またそれらとは無関係に、うつ病やストレスによる心身症なども挙げられます。

    女性ホルモンの分泌が原因の場合

    女性ホルモンの分泌異常も不感症を引き起こす原因になります。
    女性ホルモンのエストロゲンの分泌が低下すると不感症になりやすく、性欲がわきにくい冷感症も起こりやすいです。

    特に閉経前の更年期世代は、不感症になりやすいことがわかっています。

    不感症の治療

    不感症の治療には、女性ホルモンの分泌を正常化する方法と精神的な面の治療があります。

    婦人科での治療

    更年期や月経不順などの心当たりがある場合は、女性ホルモンが関係しています。
    婦人科で相談すると女性ホルモンの数値を調べてもらえますので、女性ホルモンの分泌を正常化すれば、不感症も改善します。

    精神科での治療

    精神的なことがきっかけで不感症になってしまった場合は、精神科でカウンセリングを受けることで改善することがあります。

    婦人科で女性ホルモンの治療を受けていても改善されない場合は、精神科での治療を併用することがあります。

    不感症の治療薬

    不感症の治療薬はありません。しかし薬で改善することはできます。

    女性ホルモン補充薬

    女性ホルモンのエストロゲンの分泌が影響しているのであれば、女性ホルモンの分泌バランスを整えることで症状が緩和されるため、低容量ピルやホルモン補充薬が効果的です。

    女性ホルモンクリーム

    ホルモン補充薬にはクリームタイプのものがあります。
    膣周辺の乾燥により、感度が低下していると感じている場合は、膣に直接塗布することができるクリームタイプがオススメです。

    潤滑ゼリーなどの潤滑剤

    潤滑ゼリーのぬるぬるとした感触によって感度が増します。
    皮膚の潤い不足によることが原因の場合は、保湿と潤滑によって改善する可能性があります。

    潤滑剤に長期的な効果はありませんが、性行為中に使用することで不感症が一時的に改善されます。

    その他の薬

    病院で処方されることはありませんが、漢方薬やサプリメントにも不感症に効果のあるものがあります。

    また海外では女性用バイアグラも販売されています。

    海外の女性用バイアグラ

    男性用バイアグラと同じ成分の女性用バイアグラを使うと、下半身の血流が増え、感度のアップと膣の分泌液の量の増加が期待できますが、感度が増すかどうかについては不明です。

    またアメリカには処方薬として不感症の薬が認可されていますが、効果よりも副作用の方が強いため、疑問視されています。