避妊

    避妊について

    性行為をすると、女性であれば誰にでも妊娠をしてしまう可能性はあります。
    妊娠を希望しないのであれば、避妊は自分でしっかり行うことが重要です。

    避妊にはいくつか種類があり、自分に合った方法を選び実践することで望まない妊娠を避けることができます。

    避妊法の種類

    避妊を行う方法はいくつか種類があり、病院での処置が必要な避妊法と、個人で行えるものがあります。

    病院で処置が必要な避妊方法

    下記の避妊法は病院でしか行うことができません。

    IUS(子宮内避妊システム)

    IUSとは、黄体ホルモンが添加されたT字、もしくはY字型の小さなプラスチック製の避妊具のことで、IUDを直接膣へ挿入することで妊娠を阻止します。
    妊娠阻止率は99.8%と非常に高く、一度挿入すると3年~5年間は入れっぱなしにすることができます。

    銅付加IUD(子宮内避妊用具)

    IUDとは、T字、もしくはY字型の小さなプラスチック製の避妊具のことで、IUS同様に膣に挿入し妊娠を阻止します。
    IUSとの異なる点は黄体ホルモンではなく銅が添加されている点で、銅イオンの作用で避妊します。
    その他IUD銅が添加されていないものもあり、黄体ホルモンや銅のアレルギーがある人は無添加のIUDを使うことができます。

    妊娠阻止率は99.2%とIUS同様に非常に高く、IUS同様に一度挿入すると3年~5年間は入れっぱなしにすることができます。

    避妊手術

    手術により卵管をしばり閉じることで卵子が通らないようにします。
    男性の場合は精子が通る精管をしばり閉じることで、避妊します。

    女性の避妊手術による妊娠阻止率は99.5%と非常に高いですが、手術費が高い上一度手術をしてしまうと妊娠が難しくなるなど大きなデメリットがあります。

    ペッサリー

    女性用の避妊具で避妊リングとも呼ばれます。
    現在は子宮脱の治療に使われることが主流で、避妊目的ではあまり使われることがなくなりました。

    個人で行うことができる避妊方法

    下記の避妊法は個人で行うことができます。
    しかし副作用等の発現等をみるため、定期的に通院する必要があります。

    コンドーム

    男性用の避妊具で、薄い袋状のゴムをペニスにかぶせることで、膣の中に精子が進入することを防ぎます。
    コンドーム単独での避妊成功率は82%とそれほど高くはありませんが、性感染症の予防には欠かせません。

    女性用コンドーム

    女性が自分で装着することができるコンドームで、上下にリングが付いた筒状をしており、片側を膣内に入れて使います。
    海外で使われることが多く、日本では製造販売されていません。

    リズム法

    基礎体温を毎日測ることで排卵日の予測をするもので、直接的な避妊手段ではありません。
    妊娠しやすい日(危険日)と妊娠しにくい日(安全日)を予測し、避妊の対策をする方法です。他の避妊法と組み合わせて利用します。

    経口避妊薬

    女性ホルモン剤を毎日服用することで、排卵を抑制し着床を阻止できます。
    経口避妊薬は避妊ピルとも呼ばれ、毎日継続して服用することで事前の避妊対策をすることができます。
    避妊成功率92%と高い上、女性ホルモンの分泌を安定させる働きもあるため子宮や卵巣の疾患予防にも効果があります。

    経口避妊薬は、服用量が少なく体に負担がかかりにくい、低容量ピルが主流です。

    もしも避妊に失敗したら「緊急避妊薬(モーニングアフターピル)」

    経口避妊薬とは異なり、避妊に失敗したときだけ緊急措置として服用する避妊薬があります。

    それは緊急避妊薬、もしくはモーニングアフターピルと呼ばれ、事後服用することで妊娠を阻止することができます。

    妊娠する可能性のある性行為があった場合、72時間以内に服用すれば約85%の確率で妊娠を阻止できます。
    薬によっては性行為から最大で120時間(5日間)まで対応が可能ですが、時間が経過するごとに妊娠阻止率が低下するため、できるだけ早めに服用する必要があります。